情報通信システム
川原 稔・佐々木 隆志(総合情報メディアセンター)

情報ネットワークと情報システムの融合形態を「情報通信システム」と定義して、情報流通および知識共有の研究を行っている。研究のアプローチとして、情報や知識はコンテンツに格納されているものとして抽象化し、大規模ネットワークから効率よく目的のコンテンツを探し出すための情報検索アルゴリズムの構築や、検索されたコンテンツを高速に低負荷に配するための配信アルゴリズムの構築、ネットワーク上にコンテンツを永続的に保持するための超分散ストレージの構築手法などについての基礎研究を行っている。

情報検索アルゴリズムには、大規模データから知識を導出するデータマイニング技術を援用するため、知識導出アルゴリズムの研究開発も行っている。コンテンツの流出や共有に関しては、物理ネットワーク上に形成される論理的なオーバーレイネットワークに基づいて、効果的な複製配置や並列配信手法の研究開発を行っている。


 [ キーワード ]   情報ネットワーク  オーバーレイネットワーク  自律協調分散システム  データマイニング  知識共有  情報流通