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研究紹介 遠藤

分散型ネットワークアプリケーションに関する研究
遠藤 慶一(電子情報工学専攻)

現在インターネットでは多種多様なサービスが提供されていますが,それらの多くは,中央サーバにユーザが接続するクライアント・サーバモデルにより運営されています。しかし,クライアント・サーバモデルには耐障害性やスケーラビリティ(ユーザ数の変化に対する柔軟性)が低いという欠点があります。そこで,ユーザ間で相互にサービスを提供するピア・ツー・ピア(P2P)モデルを利用することによりこれらの欠点を改善するための研究を行っています。たとえば P2P ネットワーク上に散らばっているデータの中から必要なデータを効率良く見つけ出すための手法や,サービスの信頼性を確保するための手法などについて研究しています。P2P 技術はファイル共有アプリケーションに使われていることで有名ですが,それ以外のアプリケーション(たとえば Skype)でも使われており,今後も様々な分野での応用が期待されます。

また,モバイルアドホックネットワーク(MANET)に関する研究も行っています。MANET とは,アクセスポイントなどのインフラを利用せず,ノートPC,スマートフォン,タブレットなどの無線通信が可能な機器同士で直接無線通信を行うことにより構成されるネットワークのことです。現在の実用例は携帯型ゲーム機など一部の分野に限定されていますが,様々な分野での実用化を進めるべく近年活発に研究が行われています。

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